2015/04/20

ハイキュー!! 第154話 殴り合い


少しずつ、烏が獲物に喰らいついていく。

勢いも回転もぜんぶ殺す、驚くほど静かなプレーとはほど遠い。
全身のバネをクッションに、研ぎ澄ました体感覚でウシワカの球の桁外れの勢いと慣れない回転を受けきり殺せる位置にボールをあてる。
白鳥沢にウシワカありなら、烏野に守護神ノヤさんありだよ!
繋ぐことがコートでの自分の存在意義のすべてであるリベロのプライドにかけて、スパイカーへと続く道を死守する姿。
何故モテないか会議に、女子生徒がこの姿をみてないからだと意見したい。

有言実行をやってのけたノヤさんと共に、普段通り組の影山。
本当に君は意識する人しない人がはっきりしすぎているよ。
そうだねぇ、ウシワカだって日向が倒す倒すと吼えているからセットでライバル視してしまうけど、影山はあくまでセッターとして及川さんを越えるとしか最初から言ってないのでした。

日向の晴れ舞台でもあるこの試合。
イズミンとコージーの前で、チームでバレーをしているってとこをしっかり見せてやってくれ早く。
まだ彼ら影山に対しては印象最悪なままなんだろう、ここも待ちに待ったカタルシスなんだよ…!

ローテが回り、変人コンビの攻撃が始まった。
宣戦布告してきた日向を、王者は鋭い目で見ている。
その意志がはったりではないことを。
その実力が驕りではないことを。
ケモノの片鱗を見せて去っていった彼、牛島の中にその爪痕を小さいながらに刻んだその小さな選手を見極めようとする。
王者と言われても一切気にかけず、吸収できるものが目の前にあるのであれは遠慮はしない貪欲さが滲み出ている気がするのですが恐ろしい。
まさに、餌食。

日向の攻撃は、スパイクに備えてレシーブを避けるウシワカにボールを拾わせるだけの力があった。
この後、白鳥沢の層の厚さが効いてくるんだろうな…。
反撃開始、なるか。

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2015/04/13

ハイキュー!! 第153話 3本目


タイトルでもうわくわくです。
来た3本目…!


たった1本、流れを変える1本が手にできないまま点数をむしり取られていく。

第3体育館でクロが飄々と語った1本について、その時の月島はただの1点と言った。
今までやってきたバレーと何が違うのかと問えばきっと何も変わらなくて、違うのは本人の向かい合い方だけだろうに。
月島はコートで確かにその1本を渇望している。

兄が言うように徹底した情報主義で自分の実力すらを分析しているのだろう、自分がその1本をとは思わない。
今一番それを掴む可能性が高いのは誰か。
考えてそっちに目をやると、そこに映るのは闘志の塊だった。
もう、何熱くなってるのかなんて言葉は過ぎりもしない。
変わったねツッキー…!

それにしても、烏野応援団の気持ちは冴子姐さんがすべて代弁している。
意味わかんない。なんなのアイツ。
ウシワカにボールが渡った途端、わずかな希望も打ち砕いていくような圧迫感が伝わってくる。

そんな中、テンポよくツッキーを心配している山口のブレなさよ。


自分で、烏野には俺がいると言った。
自分で、3本くれと言った。
言霊で縛るかのようにただ有言実行を繰り返して培ってきた信頼が、ここでまたひとつ積み上げられていく。
反撃の狼煙だ。
………ノヤっさんかっこいいぜ!
ああもう紛うことなき守護神よ。

プレーが驚くほど静かだと言われているが、それは彼が実際に立てる音の話だけじゃないのではないかと思う。
集中力が研ぎ澄まされた時の彼の世界はきっと恐ろしく静かだろう。
雑音が消え、観客が消え、ボールとコートとコート内のメンバーへと。
そしてついにはボールと自分へと収縮していく世界の中で、すべての法則と力学を感覚的に捉えて身体へとのせる。
ボールを上げたその瞬間に、一気に戻ってくる聴覚と視界までの一連が彼のプレーなんだろう。

ツッキーが何かもう一枚殻を破りそうな気がするのだがどうか。

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2015/04/06

ハイキュー!! 第152話 "左"の脅威


ノヤっさんレジェンド・序ってことでよろしいか。
3本下さいと告げる守護神に異論があろうわけもなく。
必ず拾ってくれるという信頼を後ろ盾に、攻略の糸口をひたすらに探る。

それにしても牛島は持てるものである。
体格に加え利き手までも彼に味方する。
まだ「ウシワカすげえ」しか出てきてないから俄然彼自身のストーリーが気になってきた。
何の疑問もなくその力を磨き振るい続けて来たとしてこれからもそうであったとしても、決してそうでないとしても。
どんな化学変化を起こしていくのか、本当に楽しみだ。

守護神が機能するための3本というカウントすらなかなか貯まらない。
身体に染み込んだ位置感覚やボールの回転感覚とのズレが埋まるまでに、叩き潰されるのではないかという圧迫感が焦りを呼ぶ。
こうなることも分かっていて、烏養コーチは耐えろと伝えた。
しかし実際その状況に置かれた時の恐怖は凄まじいだろうに。
※ただし通常の神経を持つ人間に限る

最初に危機的状況を打ち砕くのはフルカウントためたノヤっさんか、はたまたどこかの馬鹿か。


バレーボールは授業でしかやったことがないので、武田先生→やっちゃん→冴子姐さんという初心者を絶えず投入して自然に解説してくれるの有難い…上手い…。
明光くん弟への野次に対して地獄耳すぎるよ微笑ましい。


やっぱノヤっさんかっこいいわというのが今週の結論でした。
昨日コミックス読み返していたんだけど、何人の名前を絶叫したらよいのだろうこの漫画は。
各人のストーリーが濃いよなぁーーー。

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