2017/11/20

ハイキュー!! 第279話 愛

双子のお話。
同じものを持っているとしてつねに比べられがちな双子だけれど、決して同じわけではない。
差というものがどうしても出てくる中、優劣がついたときにどう対処するか。

悔しくない訳がない。
どんなに食らいついても侑にバレーボールでは勝てないことを心の奥底で認めてしまっていることそのものが悔しいという。
バレーボールで強くなる・勝つことが全てと言い切るように仲間からの評価も気にしない侑に対して、そこまで振り切ることができない自分の所謂凡人っぷりを中学で悟ってしまったから。

全体を見渡せて、バランスが取れているからある程度までは先を行く。
でもあるラインから先に行けるのは一握り何かぶっ飛んだやつで、自分はそうはなれないという事実を受け入れるまでの葛藤は果たしてあったのか。
一番近い位置で才能を見続けてきたからこそ、受け入れるしかなかった残酷さよ。

でも、自分のプライドにかけて、卑屈にはならずツムにぶつかり続けること。
そうやってツムが伸びて行くことを知っているからこそ、手を緩めることはしない。
話タイトルの愛は、ツムがバレーに注ぐものであるとともにサムがツムに注ぐものだ。
アランが言ってことはまさに正しい。


アランのツッコミ気質がなんともいい味を出している過去エピソード楽しませていただきました…!
こんなに付き合い長かったのね。
アランエピソードかと思いきや語り部でした。


さて、ツムが底恐ろしい実力とセッターの適性を発揮してきたところで、バレーボールへの愛が弩級のやつのターンですか?

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2017/11/13

ハイキュー!! 第278話 守護神のヒーロー

恐がりだった西谷という事実を目の前にして、前世とかの話?って聞いちゃう旭さんが素直すぎる。
そしてバレー馬鹿2人の辞書担当スガさん、今回もナイスフォローあざーっす!


守護神といっても、完璧ではない。
実は弱虫の類であった衝撃と、それを克服する術を幼い頃から叩き込まれて来ていた納得だ。
そう、無知や経験不足からくるような恐怖に駆られて手を出さないのはもったいないというのにはとても同意だ。
やってみてやっぱりダメってなった場合もきちんと容認している西谷祖父素晴らしい。


そうやって手当たり次第にこわいと思うことをぶっ潰してきた今において、久しぶりに思い出したこわいという感情とその克服法。
それでもどうしても恐ければ、助けてもらえばいいと。

助けてくれる人はいまここに沢山いる。


一緒に練習してきた同級生、自身もフローターの使い手である。
守護神と言われる友人もこわいと思うことを改めて知って、同じ高校生なんだと気づいたのだろう。

先程、ヒーローにはなれないのだと思い知ったばかり。
その自分が、チームの誰もが頼る守護神の手助けをすることができるのだ。
悪い癖が出ること、出るタイミングが見えている。
壁は、自分が作っていたにすぎない。


前ッ、という一言で突き動かされる身体。
落下点に入り、その小さな手が確かにボールを捉える。
その瞬間、その手は誰よりもの頼もしさを取り戻す。


それを決めた旭さんとまず最初に、そして駆け寄るチームメイトより先にコート外の木下に。
西谷が突き出した指1本は、お前と取った1本だという叫びだ。
西谷が、俺はお前に助けてもらったと真っ直ぐにぶつけてくることがどうして誇らしくないといえようか。



この1回で西谷と木下の両方を見事同時にクリアしてのけるとは古舘先生すごいです…。

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2017/11/06

ハイキュー!! 第277話 多勢に無勢

グワーッとあげられガーッとさげられ
気持ちの乱高下が甚だしい今回。
きつい…きついわ…。
そして勢いで書き上げた今回の文章が手違いでさっくり全部消えて書き直しだわ…きついわ…。


月島の策は確実に効力を発揮している。
角名にして眼鏡は恐くないと思わせる時点でそれを確信する。
さすがツッキー、目に見えて現れてくるポイントですら捻くれてる。

水面下でそれと気づかせもしないうちに、着実に相手を詰みに追い込む。
自己主張は実はしっかりしてるのだけれどわかる人にしか分からないという難易度の高さよ。

なによりも嬉しいのが、月島が当然のように選択するその方針がチームメイトへの信頼を前提としていることだ。
人となりや人そのものへの信頼ではもしかしたらまだないのかもしれないけれど、少なくともバレーボールという競技においては確実に。


そして後半。
正直に言ってトラウマ回になるあの顔。

木下はまだ足りなかっただろう。
成田は深掘りがまだされていないので不明だが。
バレーに対する熱量も、真摯に向き合った時間も、
仮に今この瞬間のそれらが他の一矢報いた凡人組に匹敵していたとしても、スタートが遅かったとは言えるかもしれない。

こんなこと言いたくはないのだけれど。
しかしながら例えそれが充分であったとして、結果が違ったと言えるか?

他のメンバーと同じようなルートを辿ったように見える。
同じように期待もされたはずだ。
なのに何故、自分は、自分だけがヒーローになれないのか。

烏養コーチは当然ながら他のメンバーがダメだった時と同様に次を見ろ前を見ろと言うのだろう。
それなのに何故、あの顔で終わったのか。

ツラい…。


今、西谷も盤石とは言えない。
その西谷との交代でもってしてあの背中だ。
崩れ落ちるなんてことはないと信じたい。

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