2018/02/19

ハイキュー!! 第290話 バケモンたちの宴

そこに加われたことがラッキーだと北は言った。
それもとんでもないメンタルだな。


仕切り直した1球に全てをかける烏野。
これを落としてもまだ負けるわけではないが、次また流れを引き戻せる確証はない。
むしろ、ギリギリ張り詰めて保っている体力と精神力を考えると、ここで決めなければ正直キツイ。

いい加減に、あと1点決まってくれよという祈りにも近い。

皆で繋いだのは確かだが、決定打はさすがの大黒柱だった。
大地さん、あの体勢・あの位置からよく相手コートに戻したな。
まさに執念と言いたくなるのもよくわかる。


そして稲荷崎の双子の選択は、覚えたばかりの超速攻。
はしゃぎ過ぎたと後述していたが、有効なものは躊躇いなく活用する貪欲さはまさにバケモンだ。
本人たちがその成功確率をどの位と思っていたのかは分からないが、この試合で会得したばかりのプレーをこの局面では普通絶対に使わない。
恐ろしい…。


決められた、と思った。
でもブロックを決めた時、そうだ止めるならこの2人だなと納得もした。
バレー馬鹿ゆえに相手にフィルターをかけることを知らない。
自分たちなら何をどうするかとかこの局面で取りうる可能性だけを純粋に抽出してだした予測。
数々の速攻を止められてきたからこそ、止められるのだと知っているから怯みはしない。

止めに行くだけだと。


ずっとそれと戦い続けてきた本家が知っているのは、あの速攻の強さだけじゃない。


世間一般的には、大どんでん返し。
本当に頑張った………!双方おつかれっしたー!




しかし原画展…行きたいなあぁぁ。
調整つくかな。
そしてベストエピソード!
電子版で読んでるから紙の本誌買わねばならぬ!応募券!!笑

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2018/02/10

ハイキュー!! 第289話 “楽”・2

誰よりもスピードを求めていたような気がしていた。
それがウリだと、強くなるにはそれを伸ばしていくのだと思い込んでいた。
でもそうではなくて、欲しがっていたのは相手に勝つ方法そのものであった。
貪欲さを甘く見ていた。


影山は、個人のプレーにおいては自分を失わない。
解説もびっくりの豪胆さでツーを決める姿に、1年生という単語が驚きの誇張表現と化す。

この春高が終わった時、彼はどうなっているのだろう。
影山自身やチームメイトは恐らく変わらないのだろうが、その更に外周の変化が今から怖いな…!


しかし読者として影山推しとしてそれもまた楽しみであるのは事実。
だって影山!すごいでしょ!どんどんすごい人扱いにして!そしてしれっと変わらない本人が醍醐味。
とついつい本音が駄々漏れます。



これはまた次元の違う話として、バレーは繋ぐ競技だから、よく出てくるようにどんどん早くなるスピードはいつしかスピンを起こすわけだ。
周囲も注目するほどに煮詰まってきたこの試合の勝負をかけたボールには、相手に先んじなければという気迫がアンコントローラブルに上乗せされる。

烏養コーチの声も恐らく届いていない状況で、ゲームのテンポを作るセッターでさえも気づかず加速を続けてしまう恐ろしさよ。


古館先生、伏線が太すぎるんですけど!
そのもので成長エピソードとしてうっかり納得していたけれど、はいそりゃ当然本番の試合で使いますよね伏線ですよねと。

乱入した合宿で、日向が掴んだものの一つ。
味方のテンポを元に戻す、高く柔らかいレシーブ。
息が詰まったら深呼吸をすればいい。
楽で、よいんだ。

そして烏野メンバーもそれによく反応した。
あそこまで加速していたらついそのまま行き急ぎそうなものだが、影山を始めペースアップに巻き込まれていた全員がその深呼吸に同調する。


スガさん。
その涙はなんと複雑なことか。
そりゃここでこうくるか!というカタルシスが大きいにせよ、あなたのことだから、単純に日向の成長を喜んでいるだけじゃないんでしょう?


はー。
次回、息できるかな。

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2018/02/06

ハイキュー!! 第288話 空腹の伝染

ブロックと連携しているからこそ拾える。
ボールをそこに打たすよと、後ろにいかに雄弁に語るかだ。
そしてそれに必要なのは何も伝える側の力だけじゃなく、レシーバーが声を聞けてこそ成り立つという当然の図式。

翔陽サーーン!
元々すばしこさがウリなのだから、居るべきスペースに入り込めるとなればなんて頼もしいレシーバーか。


月島のブロックは途切れることの無い思考の結果成り立っている。
ただ実行するにはいかんせん身体を動かさなけれりゃならない。
試合が佳境に入れば入るほど必要とされるブロックだけれども、やはりかれのウィークポイントはスタミナだ。
足りない、身体がついてこない。


悔しいだろうなぁ。
不完全になったブロックの末の乱れたボールを、完璧にフォローされること。
いや、悔しいと是非思って頂きたい。

これだけ土壇場になっても上がってくる完璧なトスは、味方でありながらもはや借り物のように感じるのでは無いだろうか。
このレベルを、チームメイトとして突きつけられ続けるのだ。
影山の存在はこの上なく心強く、とてつもなく恐ろしい。


そうか、伊達にとって旭さんとは。
自分たちが過去に完全に潰した相手であった。
当時の面影もなくエースとしてチームを背負う姿は本当にかっこいい。
ヘナチョコヒゲ、土壇場で新技を成功させる胆力を得る。


さすが北さん。
バレー馬鹿及び変態達のことをよく分かってらっしゃる!
たしかにここでキメた奴がヒーローだよ。
それをコート内にいて思えるような馬鹿ばかり。
いけーーー!

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