2015/01/26

ハイキュー!! 第142話 強さのかたち

たとえブロックがついていても、コースを絞られても、点をもぎ取ってくる破壊力は明確に強烈な武器だ。
拮抗した場面で天秤が振れる一瞬を作り出す明確な力となりうる。
日向が焦がれても手に入らないもの、半年ほど前、悔しくて羨ましくてその事実に強く心を揺らしたそれ。
純然としてエースたるその攻撃は自分にはできないものだと思い知ると同時に、自分にしかできない攻撃もまたあるということを知った。
その時はまだ、ある意味供されてやっと成り立つものであったとしても。


今、自分が突破口を開けなかった場面をこじ開けていくエースを目にしてまた日向は悔しがる。
でもその悔しさの方向は昔とは明らかに違った。
あんな風にという憧れの感情に先んじるのは、おれも決めてやるんだというただそのことだろう。

俺がいれば、お前は最強だ。

かつて影山から与えられた言葉は、日向の立ち位置を確保すると共に縛る鎖でもあった。
天才を相手に悩んで足掻いてぶつかって、確実な成長を遂げてきた。
みんなで拾ったボール、影山のトス、全部ひっくるめて誇れる自分の攻撃だという自信がある。
だから迷わず言えるのだ。
根拠なんて、この身体の中に腐るほどある。

おれがいれば、お前は最強だ。


とうとう言った……!
影山のトスがなければ成り立たない攻撃は、そのトスを上げさせる日向がいなければ始まりもしない攻撃だ。
もうジャンプ握りしめてふるふるしている怪しい人間と化したよ!
そして及川さん相手だと影山の精神揺らぎがちだから、ここで日向が締めてくれるのは安心感が半端ない。
そういう意味でもすげぇよ日向。

お前は最強だをかっけえなと言っちゃう岩ちゃん素直かわいい。
今までやや影山に偏っていた飛翔コンビのパワーバランスが、ここで完全に釣り合ったとでもいうように、何かを感じ取って気を締め直す及川。

それにしても及川さん、能力を引き出すためには妥協一切なしですな。
一緒のチームにいるだけ(※語弊ありw)で能力引き出されるなんて、何とお得な!金田一、もっと感謝せよ。

ノヤっさん、月島の背中きっと手形ついてます…。
安定の大地さんも根性の龍も流石のノヤっさんも堪能できて、今週は久しぶりに烏野レギュラーウィークだった!

最後、咄嗟の処置か出来るようになった日向を信じて影山さんがまた無茶振りを。
や、出来ると信じてなくてもやりそうな………ともかく、ネットぎりぎりからの打ち下ろしが見事に決まり。
うぉあーーーー!


映画化ですと?
ダイジェスト?オリジナル部分もありそうな?
心臓に悪いです今年どれだけ頑張ればいいですか。


で、巻末の古舘先生コメント。
最後まで。
ラストもう決まってるということで??
うううううなんていうかぐっと胸に来るものが。
終わって欲しくないけど、きっちり描ききってちゃんと終わって欲しい。
一読者にできることは、応援し続けることのみ。
愛してるよハイキュー!!


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2015/01/19

ハイキュー!! 第141話 "チーム"

完璧と思えるほどにかみ合っていた歯車をわざとズラして投入した新しい歯車は、一度かみ合ったかにみえてもその独自仕様によりすぐズレる。

小さい頃から強面だったんですね京谷くん、そして父親似。
連れられて観に行った試合で、彼は彼の核となる憧れを手に入れた。
かっこいい、気持ちいい。ただそれを追い求めてきたんだろう。
自分が、そうであることを。

バレーボールがチームで行う競技だということなんて分かりきっていたことだろうに。
それに目を背けてやりたいようにやってきた、でも自分がやってきたことはバレーっぽい何かでしかないとでもいうように突きつけられた言葉について、やっと考える。
自分の力が通用しなくなった場面、多分思いつきもしていなかったこの試合の持つ別の側面、そしてただ与えられ続ける信頼までもが揃ってやっと。

青城の狂犬が、全力で吼えた。
や、ほんとにこんなチーム無いよ?!
狂犬ちゃん、これすごい奇跡だよ?
特に最後の、ドS信頼ね…及川さんぱねぇ。


いつかハイキューに、どうしようもない奴が出てくることはあるのだろうか。
せっかく漫画なのだから、どんなタイプの人間も抱えて生きてきたものがあって陰の世界に囚われてもそれを飲み下して陽の世界に出てくることができるという救い・カタルシスを描き続けるのもいい。

でも実際にはどうしても世の中に存在する歪んだ人間に対して彼らがどんな反応をするのか、古舘先生がどんな描き方をするのかってのも見てみたい。そんな人間はバレーに限らずスポーツやってない気がするけどw
絡んでこねぇこのバレー馬鹿達には…!


それにしても頂プロジェクトって。
ハイキューイヤーって。
お手柔らかに頼みます…さぁしっかり働くかぁ。

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2015/01/05

ハイキュー!! 第140話 輩


明けましておめでとうございます。
今年も愛してるよハイキュー!!


何をどうあがいてもファイナルセット、このセットが終わると同時にどちらかのチームの3年生の高校バレーか終わる。
その事実をそれぞれに噛み締めながらコートへと足を踏み入れる。

青城は迫り来る刺客を倒して先に進むという。
対して烏野は強者を引き摺り下ろして先に進むという。
蹴り落とすものと這い上がるものという構図がここにはあるのだけど、この違いがどこでどう効いてくるか
というのも楽しみなわけです。

張り詰めた均衡が崩れる瞬間を両者が狙い攻防を繰り広げる中で、ブレイクポイントを作ったのはやはり最強のメンタルを誇る!田中さん!でした。
無意識っていうか習性らしいけど…
そしてそれを冷静頭脳担当の月島がきっちりと掴む。

田中に煽られ少しずつヒートアップしてきている京谷の行動パターンを読み、及川のスパイクサーブの僅かなコントロールミスからそれが顕著になった瞬間のスイッチ、そしてキル・ブロック。
わかりにくいけどのってる顔なんかではなくて、明らかにしてやったりの憎たらしい笑みを月島は浮かべた。

あぁ、きた。
木兎さんが言っていた一瞬、ツッキーがバレーを本当に楽しいと感じる瞬間がついに。
その後もあくまで冷静ではあったけれど、確実に自分自身の「バレーをする理由」を手に入れたんじゃないかなこれ。
よーかーっーたーーー!
山口の歓声はともかく、日向の顔がひどいことになってるどシャットありがとう!

そういえば嶋田さん、ツッキー呼びは忠の影響ですか?今までもそうだったっけ呼んだことあったっけ。


さて畳み掛けるぞというところで青城からのタイムアウト。
何をどうしてくるのか…そしてまたしばらくお預けか…くぅ。

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